■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:648円/月):Vol.925 <925号:仮想通貨の4つのセキュリティを調べる> 2018年01月31日:分散台帳と秘密鍵とセキュリティ EPUBダウンロード:http://foomii.com/00023-44457.epub ウェブで読む:http://foomii.com/00023/2018020110000043905 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。仮想通貨を売買する取引所であるコインチック(国内2位)が、NEMと呼ばれる仮想通貨を当時の時価で580億円盗まれるという事件が起こっています。世界の銀行号強盗の歴史で、史上最大の被害額になるでしょう。 【盗まれたマネーのイメージ】 1万円札なら、約10キログラムが1億円です。580億円は、5800キログラム(5.8トン)で、大型トラック一台分に相当するでしょう。もともと銀行に、多額の現金は置いてないので、盗むことができない。銀行のマネーは、預金台帳の数字をコンピュータで記録したものだからです。 どうやって、こんなに巨額のお金がたった20分で盗めるのか。これを知るには、ほぼ1メガバイト以内の暗号の、デジタルマネーである仮想通貨の仕組みを知る必要があります。 銀行預金も電子データとして「仮想化(電子化)」されていますが、侵入ができない「専用回線」と、二重三重のセキュリティに守られています。セキュリティとは、「専用のパスワードと個人認証の鍵」をもつ人しか、アクセスできないということです。 内部の犯行でない限り、預金の流出は難しい。ATMで自分の預金口座(アカウントともいう)にアクセスするときも、銀行カード(認証の個人コードがはいっている)と個人が決めたパスワードが必要です。両方が盗まれれば話は別です。 しかし一回に引き出せる金額は、 ・ICチップの銀行カードで100万円、 ・本人しか引き出せない生体認証で1000万円までです。 「盗まれた」と銀行に電話すれば、口座は閉鎖され、引き出しと送金ができません。… … …(記事全文11,654文字)
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吉田繁治 (経営コンサルタント )