■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.597 <597号:中央銀行のマネーの本質から見た、 ユーロ危機の、今後の展開(2)> 2012年5月31日:中央銀行によるマネー印刷の意味は何か? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ こんにちは。先ほどお送りしたものの、後編です。 ●ユーロ危機の本質へ、論理で迫ります。疑問は、ドイツのECB本 店が、ギリシアの銀行に秘密裏になぜ1000億ユーロ(10兆円)を提 供していたのか、です。 ドイツのメルケル首相は、ECBが資金提供をする(=貸し付けをす る)のは、ギリシアが、緊縮財政の計画を実行することが条件だと 言っています。 その裏で、ドイツのECB本店が、預金取り付けも起こってマネーを 失ったギリシアの銀行に資金供給をしています。 中央銀行は、形式上、政府から独立し、通貨を独占的に発行できる 機関です。ドラギ総裁の中央銀行(ECB)は、政府の政策からは独 立した金融政策をとることができます。 フランクフルトにあるECB本店のみが、ユーロの印刷ができます。 ギリシアや他の加盟16ヵ国にあるのはECBの支店です。本店からの 貸付金があって初めてマネーを持ち得ます。この仕組みにユーロの 制度の本質が隠れているのではないかということです。 例えば、東アジア共通通貨圏がアジアにでき、日銀が唯一のマネー 発行機関であると仮定すれば、東アジアの経済を、日銀がマネー政 策で支配し、コントロールもできることになります。通貨発行権は、 課税権と並び、国家にとって、それくらい重要なものです。 歴史的に見れば、英国からの米国独立戦争(1775~1783)の前は、 イギリス領であり、通貨は大英銀行が発行したものを使っていまし… … …(記事全文11,866文字)
