■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(週刊:630円/月):Vol.546 <546号:海外が買った国債の危機が、いよいよ迫っている> 2011年7月13日:先進国国債の、同時信用リスク ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ホームページと無料版申し込み http://www.cool-knowledge.com 有料版の申込み/購読管理 https://foomii.com/mypage/ 著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com 著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ おはようございます。先週号(前編・後編)を送った後、PIIGS 5 ヵ国の国債は、同時に売られ、金利が上がっています(国債価格は 下落です)。CDSを買っていたヘッジファンドの高笑いが聞こえま す。 金融危機から約3年、対策としてマネーを刷って、金融機関に貸し 付けてきた世界は、今、同時に「マクロ経済不安」の中にあります。 マクロ経済は、政府財政と金利です。不安は、危機の前の心理です。 その中で、財政見通しが最悪のギリシア国債に関しては、ユーロ防 衛に当たっているはずのEU(欧州経済連合)自体が、7月になって、 「デフォルト(債務不履行)」を言い始めました。ドイツ国民の世 論が、「南欧に救済資金は出さない」ということだからです。 理由は、南欧の政府財政の改善が見込めず、債務の繰り延べしか方 法がなくなっているからです。ギリシアの長期金利は、同国の国債 が、市場で売られているため16.1%です。財政信用がなかったパキ スタンの11%を超え、世界最高です。 満期が来た国債の償還繰り延べが、デフォルトです。政府のデフォ ルトは、その後のインフレで相殺されるのですが、債務がユーロ建 てなので、南欧のインフレでは返せず、ユーロで返すしか方法がな くなっているのです。徳政令(債務カット)が解決策ですが、それ を行えばPIIGS債をもっているフランス、ドイツ、英国の大手金融 機関がつぶれます。 ポルトガル、スペインそしてイタリアへの国債下落の波及と、それ とともに起こるユーロ暴落を懸念し、 (1)ユーロ債(短期金利 1.54%)が売られ、 (2)米国(短期金利0.13%)に次いで金利が低い日本の短期国債… … …(記事全文21,470文字)
