… … …(記事全文2,233文字)資本主義とは、「誰か」がインフラ、工場、機械、設備等の「資本」を投じることで、生産性(生産者一人当たりの生産量)を高めることでGDPを増やす経済モデルである。
資本を投じる、すなわち投資には、常にリスクがある。
リスクがあったとしても、「誰か」が投資をするためには、利益が必要だ。利益が見込めない状況で、投資をする者は、少なくとも「民間」には存在しない。
それでは、民間の投資を拡大するためにはどうしたらいいのだろうか。
もちろん、投資に対する利益率がそれなりに見込めなければならない。同時に、投資の果実及び「投資そのもの」の財産権が認められる必要があるのだ。
当たり前だが、巨額投資により工場を建設したとして、それを政府に不法に接収される「可能性」があるだけで、投資する民間の生産者はいなくなる。
逆に、投資や投資の果実を民間が保有し続けることを「保障」することで、投資は最大化される。というわけで、資本の個人所有を無制限に認める「自由主義」の方が、資本を国家所有する社会主義、共同体が所有する共産主義よりも投資が進み、生産性が向上するのは間違いない。
