… … …(記事全文1,929文字)資本主義は、企業や政府、家計などの経済主体が、負債を増やし、投資をすることで経済規模(GDP)を拡大するモデルである。
ポイントは、負債+投資は「その時点」で需要(民間企業設備、民間住宅、公的固定資本形成)になるという点だ。もちろん、投資のための貨幣は所得から調達しても構わないが、通常は銀行融資などの負債によって実施される。
負債による投資増は、その時点のGDPを増やす。とはいえ、そもそもの目的は「現時点のGDPを増やす」ではなく、生産を増やすことで「将来のGDP」を拡大することにある。
もっとも、生産の増加は「需要」を対象に実施される。需要が不十分では、生産は増えない。
例えば、巨大な工場を建設したとして、需要が不十分で、生産が行われない場合、GDPは一円も増えない。
