… … …(記事全文2,502文字)1976年9月9日に毛沢東が死去し、文革が終了すると、中国の最高権力は鄧小平に握られた。
鄧小平は、「資本主義」について完全に理解していた。すなわち、社会主義・共産主義の対義語は「資本主義」ではない。「市場経済(自由主義)」である、と。
「一部の同志は計画経済を社会主義と、市場経済と資本主義を同一視し、市場主義の後ろには資本主義の幽霊が潜んでいると考えている。市場経済にも計画が、社会主義にも市場がある。(鄧小平)」
当たり前である。何しろ、社会主義や共産主義であっても「資本」を投じて経済成長を目指すことに変わりはない。
その資本を「誰が持つか」が異なるのである。社会主義の場合は国家、共産主義の場合はコミュニティが持つ。自由主義は民間、あるいは「市場」が好きに持つことを認める。
というわけで、社会主義国(中国)では私有財産権が認められない。何しろ、民間が自由に資本を持つことが許されないのである。
