… … …(記事全文2,054文字)経済成長とは、GDP(実質値)の拡大を意味している。
実質GDPであるため、生産額ではなく、生産量の増大が必要だ。
生産量を増やすためには、投資により生産性を高めなければならない。
もっとも、個人あるいは家計にとっての「豊かさ」は、一般的に生産量ではなく金額で測られる。すなわち、貨幣量だ。
つまりは、生産に応じた貨幣が社会に供給されないとなると、生産量が増えたとしても、家計の豊かさは減少することになる。
例えば、ある人物が一年間に100生産した。単価が100円だとすると、所得は1万円だ。
翌年は200生産したとしても、貨幣量が不十分で、単価が下がってしまった場合、所得の金額が2万円に至らないということは普通にあり得る。要するに、デフレーションだ。
実際、中世の日本では貨幣(銅銭)が不足し、経済成長が抑制されがちだった。
現在の貨幣は、主流となっているのは銀行預金である。つまりは、銀行預金の総額が減ってしまうと、生産性が上昇したとしても、家計には十分な所得が染み渡らないことになる。
銀行預金が減少するなど、あり得るのか? と、考えがちだが、普通にあり得る。何しろ、銀行預金は銀行融資が返済されると、消滅する。
【日本の非金融法人企業の借入(兆円)】
http://mtdata.jp/data_100.html#kariire
