… … …(記事全文2,014文字)前回まで、GDPの問題点について色々と解説してきたが、GDP統計には一つ、極めて優れた点がある。
それは、GDPデフレータの計算上、輸入デフレータが「控除項目」になっている点だ。
支出面のGDPは、
◆支出面のGDP=民間最終消費支出+政府最終消費支出+民間住宅+民間企業設備+公的固定資本形成+在庫変動+財・サービスの輸出-財・サービスの輸入
で、計算される。
GDPデフレータは、各需要(支出)項目の物価変動(デフレータ)をシェアに応じて重みづけし、合算することで求められる。但し、輸入デフレータは控除(マイナス)される。
つまりは、輸入物価が上昇すると、GDPデフレータは引き下げの方向に動くのだ。
【日本のGDPデフレータ(右軸)と輸入デフレータ(左軸)】
http://mtdata.jp/data_98.html#Degla
図の通り、GDPデフレータと輸入デフレータは「逆方向」に動いている。
