… … …(記事全文2,342文字)「生存」「生殖」がホモ・サピエンス(人類)の目的だとして、目的達成のメトリクス(測定基準)は、実は存在しない。特に、GDP(国内総生産)に過度に依存することは、むしろ危険だ。(※GDPが重要ではない、という話ではない)
一般に、国ごとの「豊かさ」は、国民一人当たりのGDPで示す。
GDPとは、生産者が働き、財やサービスを生産し、生産した財・サービスに支出され、生産者が所得を稼ぐ。この所得の合計だ。
生産、支出、所得の三つは必ずイコールになる。というわけで、生産面のGDP、支出面のGDP、所得(の分配)面のGDPの三つは必ず一致する。これをGDP三面等価の原則と呼ぶ。
GDPを人口で割り、「国民一人当たりGDP」を計算し、「豊かさ」を各国で比較するわけだが、これは「名目GDP」なのである。つまりは、金額で見ている。さらには、為替レートの影響も受ける。ドル安になれば、アメリカ以外の一人当たりGDPは、勝手に上昇する。
