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週刊三橋貴明 ~新世紀のビッグブラザーへ~

三橋貴明(経世論研究所所長)

三橋貴明

ネットの資金需要のプラス化

経済とは、誰かが負債を増やし、支出しなければ成長しない。資本主義経済において、通常は借入の主役となるべきは企業である。

企業が銀行融資を受け、投資を中心とした支出をする。支出は、当然ながらGDPとなる。

同時に、政府の財政赤字も、

「国債を発行し(負債を増やし)、支出する」

ことでGDPを積み上げる。

毎年、毎年、誰かが負債を増やし、支出を拡大しない限り、GDPは拡大しない。

特に、企業が増やすどころか、借入金の返済を増やしてしまうデフレ期には、政府が財政赤字を増やさなければならない。

企業や政府の負債拡大の状況は、日本銀行の資金過不足統計により判明する。

資金過不足が「資金過剰(+)」の場合、経済主体は資産を増やしているか、もしくは負債を縮小させている。支出を減らしている以上、当然ながらGDPにはマイナス方向への影響を与える。

逆に、資金過不足が「資金不足(-)」ならば、資産を削減しているか、負債を増やしている。負債は支出されるため、GDPはプラス成長に向かう。

資本主義経済は、誰かが資金不足(負債拡大)にならなければ、成長することが不可能な経済モデルなのである。

負債を増やすべき主役(企業、政府)の資金過不足を合計すると、ネットの資金需要が計算される。

ネットの資金需要が「マイナス」の方向に向かえば向かうほど、誰かが負債を増やし、支出している。つまりは、GDPが成長の方向に牽引されることになる。

 

【日本の企業・政府の資金過不足(左軸)とネットの資金需要(右軸)】

http://mtdata.jp/20260404-1.jpg

 

… … …(記事全文2,016文字)
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