… … …(記事全文3,429文字)戦後81年目を迎えた今月、NHKが戦争に関するひとつの記事を配信した。SNS上で「原爆はデマ」「放射線による被害はなかった」といった投稿が広がり、生成AIで作られた「事実」と異なる動画まで出回っている、という記事だ。
●原爆ではなかった?
<2026年8月8日 NHK>
記事中のYouTube動画とは、今年4月にyoutubeに投稿された「NoBorder X File」のことだ。
<2026年4月3日 「NoBorder X File 原爆投下は嘘だった…覆される世界の常識と封印された戦後史に残る最大の嘘」>
https://www.youtube.com/watch?v=noXL-3ow_sA
「原爆投下はなかった」説を展開したのは、近現代史研究家の林千勝氏だ。林氏は「戦後の歴史認識や公式説明は支配層による大規模なプロパガンダ・偽装だ」という認識のもと、様々なタブーに切り込む言論人として知られる。
<林千勝氏>
林氏は過去に原爆に関する本をいくつか出しているが、2023年から「広島と長崎に落とされたのは原爆ではなく、毒ガスと通常爆弾の複合爆撃だった」と主張しはじめ、原爆の存在そのものを否定するようになった。
彼の主張を変えたのは、ドイツのミヒャエル・パルマー生化学教授の著書『偽装された原爆投下』だ。同著は、マンハッタン計画の物理学的な限界や、被災現場の医学的・科学的データを再検証し、当時はまだ核兵器が未完成だったと指摘、実際の被害はナパーム弾や毒ガス、放射性廃棄物を組み合わせた「複合爆弾」によるものであり、米国による広島・長崎への原爆投下という「公式発表」は、軍事的な威嚇や予算正当化のための偽装工作だった、と結論付けている。
<ミヒャエル・パルマー著「偽装された原爆投下」>
林氏はこの説に完全同意し、自身も偽装原爆説を主張しはじめ、今年7月に同説の新刊も刊行している。
<林千勝著「広島・長崎 悲劇の正体」>
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<2026年7月18日 【LIVE】記者会見~林千勝「広島・長崎 悲劇の正体」~>
https://www.youtube.com/watch?v=gilWtAn7JXE&t=2116s
<記者会見動画に寄せられた賛同コメント>
パルマー教授と林氏が主張する内容は次の通りだ。
<パルマー教授・林氏の主張>
前回筆者は、熊本地震における「人工地震説」を検証し、人工地震ではなく自然地震であったと結論付けた。そこで今回は、偽装原爆説について検証してみることにした。
偽装原爆説は世界的な歴史的事実を真っ向から否定する突飛な説だが、林氏は世界の支配構造やコロナ・ワクチン問題の闇を訴えてきた数少ない言論人だ。よって、単なる陰謀論として一蹴せず、膨大なデータと客観的エビデンスを瞬時に提示するAI(Gemini、Claude、Grok)の力を借りて検証した。
果たしてその結果は「偽装原爆説は信ぴょう性に欠ける」というものだった。世界唯一の被爆国に住む我々日本人にとって当然の結論であり、そもそも検証すること自体ナンセンスだろう。予想された結論ではあったが、筆者はどのような説も可能な限り検証したうえで判断するよう心掛けている。
具体的な検証内容は次回お伝えすることとして、今回筆者が強く興味を惹かれたのは、なぜこのような説を扱った動画が30万回以上も再生され、新刊発表の会見動画に多くの賛同コメントが寄せられるのか、その社会的な背景と心理的メカニズムだ。








