… … …(記事全文2,537文字)熊本地震人工地震説の検証の続きである。
熊本県内の放射線量のモニタリングポスト6個所のデータが、7月28日午後11時過ぎから丸1日以上、原子力規制委員会のシステムに送信されなくなった。(7月30日午前に復旧)
- ③放射線量計測器の故障——「不都合なデータを隠すための細工」という主張について
<2026年7月29日 共同通信>
人工地震を疑う人が「放射線量データの消失」を人工地震の傍証とみなすのは、核爆弾による地震を想定しているからだ。放射線量データの消失は「核爆弾を使用した証拠の隠蔽」という疑惑を生む。
ところで、人工地震否定論者は「地震の巨大なエネルギーは核爆弾では作れない。よって人工地震説は存在しない」と主張する。だが、核実験による人工地震の存在は、上記の通り防災科学研究所や気象庁も認めている。核爆発単体による人工地震のすさまじさも数十年前の米国での実験で証明済だ。
<1971年11月6日に実施された米国最大規模の地下核実験「カニキン計画」>
https://youtu.be/UPwSN9gUG5c?si=RbDu3mboQgdmYJmQ
仮に核爆発の規模が小さくても、地下にたまったエネルギーを放出させるきっかけにはなる。そして、地下の大量の水が移動して地下層の地滑りが連続発生し、巨大な地震になる。地下水が大地震の原因となることは、米国のシェールオイル掘削地域の地震多発や能登半島地震などでも専門家が指摘している事実だ。
<2014年3月10日 ALLGOV>
<2012年4月19日 ロイター>
<2024年1月3日 東京新聞>
<広島大学 地球惑星システム学地球内部物質循環グループ HPより>
もしも今回の熊本地震が核爆発による人工地震であれば、爆発時に熊本上空の放射線量が急激に上昇しているはずだ。
そこで原子力規制委員会が更新している「放射線モニタリング情報共有・公表システム」( https://www.ramis.nra.go.jp/ )で熊本県八代市の7月28日の放射線量を取得してみたところ、当日の放射線量に異常はなかった。他の地域でも同程度の放射線量だった。
<2026年7月28日の熊本県八代市の放射線量>
「政府がデータを捏造した!」と言われればそれまでだが、このデータが捏造でなければ、熊本の放射線量は上昇していない。
よって、核爆発による人工地震の可能性もほぼゼロと言える。







