… … …(記事全文2,474文字)5月3日、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団(RSF)」が2024年の報道の自由度ランキング(180カ国)を発表した。それによると日本は70位で昨年の68位から後退している。G7のなかでも圧倒的な最下位だ。
●G7で最下位の日本
<2024年5月4日 TBS>
<日本は70位。赤線はG7>
下のグラフは日本の報道の自由度の推移だ(2002年~2022年)。最高ランクは2010年の民主党鳩山政権時の11位で、その後はランキングを下げ続け、第三次安倍内閣以降、60台後半~70台前半を推移している。
2011年以降急激に下落したのは、2011年の福島原発事故に関する報道規制(実態の隠蔽)や2013年(第二次安倍内閣)の特定秘密保護法制定などが大きく影響したためだ。
RSFは日本の報道の自由度について、「政治や企業の圧力によりメディアは権力監視者としての役割を果たせていない」と指摘し、閉鎖的な「日本記者クラブ」がメディアの自己検閲(忖度)や外国メディアに対する差別に繋がっていると批判している。
ここまで書いたら殺される!? メディアが絶対報道できない「裏話」
上村史朗(ブログ「夢と勇気とサムマネー」運営)