… … …(記事全文3,242文字)「責任ある積極財政」によって経済再生をめざす高市早苗政権に「マーケット」が立ちはだかっている。「マーケット」を信奉するオールドメディアは高市財政が円安や金利高を招くと論難し、抵抗勢力を元気づける。このマーケットの正体とはつかみどころがない蜃気楼、言わば虚構である。
マーケット(市場)と言えば、18世紀、英国の産業革命期に「国富論」を表わした古典経済学の祖、アダム・スミスの「見えざる神の手」が想起されるが、何しろ見えないことから、嘘か真かは見抜くことは難しい。アルゼンチンのサッカーの英雄、マラドーナの手を使ったゴール「神の手」はスミスの格言に対する皮肉とも受け取れる。後述するように、金融中心の現代資本主義では「神の手」なのか「悪魔の手」なのか判別し難い。
