… … …(記事全文3,637文字)東京・有明で開かれている安倍晋三回顧展を観に行った。会場では、故首相の第2次政権の国会所信表明、豪州議会と米議会での演説のビデオが放映されていた。日本のリーダーとして、明確なメッセージを発信していたんだなと改めて評価した次第。アベノミクスについては、拙論はリーマンショック以降、デフレからの脱出と財政金融の両輪を回せと主張していたので、大いに期待したが、消費税増税はアベノミクスを殺すとして反対の論陣を張ったが、安倍首相は実施してしまい、懸念するとおりの結果になってしまった。安倍氏本人もそれを気にしていたことを思い出す。首相退陣後の2021年、小生を安倍氏率いる自民若手議員グループの勉強会講師で呼ばれたとき、「田村記者には筆誅を加えられた」と紹介してくれた。失敗は失敗と認める度量のあるリーダーだった。
高市早苗首相は安倍氏の後継者と自認しているが、今正念場にある。食料品消費税減税、積極財政による成長投資路線は自民党内の緊縮財政派やオールドメディアのネガティブキャンペーンに直面しているが、乗り切れるか。高市氏には本人自らの口で明確なメッセージを国民向けに発信することを求めたい。安倍氏の業績は政治家の資質は演説力にあると思い起こさせるのだ。
さて、本題に映る。大詰めを迎えている食料品消費税率ゼロ問題だ。

