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石井順也の世界情勢ブリーフィング

石井順也(元外交官、国際政治経済、地政学ビジネス)

石井順也

石井順也の世界情勢ブリーフィング 第858号 今週の動き(1/11~17)トランプのグリーンランド獲得の野心

2026年1月12日発行(通算第858号)

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石井順也の世界情勢ブリーフィング

https://odyssey.co.jp/blog/jd/

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トランプ政権によるベネズエラ攻撃という衝撃的な事態もあり、新年のゆったりとした気分を味わう間もなく、あっという間に平常モードに戻った感があります。「世界情勢に休みなし」とはいえ、なかなかしんどいところですね。


さて今週は、トランプ大統領のグリーンランド獲得の野望について解説します。この問題は、米欧関係はもとより、国際秩序も大きく揺るがしかねない重要なテーマになると考えられます。


また今週は、追って「2026年の展望」も配信する予定です。全メルマガ1か月無料キャンペーンも継続中ですので、ぜひこの機会にご検討ください!


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 https://odyssey.co.jp/blog/odyssey/?p=11959 ;


【目次】


1.先週の動き

 ● トランプのグリーンランド獲得の野心

2.今週の動き

3.第857号の訂正

4.近況報告

5.あとがき


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先週の動き

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1/4(日)

・トランプ大統領がグリーンランドの獲得への意欲を表明

・ベネズエラのロドリゲス暫定大統領が米国と協力する意向を表明

・ハイテク見本市「CES」(ラスベガス、~9日) 

・OPECプラス会合(オンライン)

・中パ外相会談(北京)


1/5(月)

・ベネズエラのマドゥロ大統領がNY連邦地裁に出廷

・米財務省とOECDが法人税に15%の最低税率を設ける国際課税の枠組みから米企業を例外扱いとする新ルールに147カ国・地域が合意したと発表 

・ヘグセス国防長官が米兵に「違法な命令」には従わないよう呼び掛けたケリー上院議員に行政処分を科すと発表

・米公共放送機構(CPB)が解散 

・ベネズエラのロドリゲス暫定大統領が国民会議で宣誓就任

・中韓首脳会談(北京)


1/6(火)

・トランプ大統領がベネズエラは3,000~5,000万バレルの石油を米国に引き渡すと表明 

・中国が日本への軍民両用品目の輸出規制の強化を発表

・欧州7か国の首脳がグリーンランドの主権に関する共同声明を発表


1/7(水)

・米・コロンビア首脳電話会談

・トランプ大統領が計66の国際機関・条約からの脱退を各省庁に指示する覚書に署名 

・トランプ大統領が防衛産業に生産拡大を要求

・トランプ大統領が機関投資家による一戸建て住宅の購入を禁止するための措置を講じると表明

・米軍がベネズエラを出入りする石油タンカーを拿捕したと発表 

・ミネソタ州ミネアポリスで移民・税関捜査局(ICE)職員が不法移民の大規模摘発に抗議する女性を射殺


1/8(木)

・オレゴン州ポートランドで税関・国境警備局(CBP)の職員が発砲し2人が負傷 

・ベネズエラのロドリゲス国民議会議長が国内で拘束している外国人を含む囚人を釈放すると発表

・イラン全土でインターネットが遮断


1/9(金)

・トランプ大統領が大手石油会社の幹部とベネズエラへの投資について協議

・トランプ大統領が非常事態を宣言し、ベネズエラ産原油の販売収入を保護する大統領令に署名

・トランプ大統領がベネズエラ暫定政府と連携しベネズエラを出港した石油タンカーを拿捕したと表明 

・ベネズエラが米国に外交団を派遣する予定との声明を発表

・ロシアがウクライナを最新式中距離弾道ミサイル「オレシニク」で大規模攻撃したと発表 

・イエメンの南部暫定評議会(STC)が解散を表明


●トランプのグリーンランド獲得の野心


トランプ大統領がグリーンランド獲得への意欲をあらためて強く打ち出しました。


トランプは、ベネズエラへの軍事攻撃直後のインタビューで、「グリーンランドは防衛のために絶対に必要だ」と発言。さらに石油会社との会合では、「ロシアや中国にグリーンランドを領有させるつもりはない。米国が領有しなければ、彼らが領有することになるだろう。だからわれわれはグリーンランドに対し、穏健な方法であれ、より強硬な方法であれ、何らかの措置を取るつもりだ」と述べました。 


また、ヴァンス副大統領も記者会見で、「欧州の指導者たちは大統領の発言を真剣に受け止めるべきだ」「グリーンランドは米国のミサイル防衛のみならず、世界のミサイル防衛にとって極めて重要だ」「特定の地域に強い関心を示す敵対勢力が存在する」と発言。ルビオ国務長官は、今週、デンマークと協議する予定と述べています。 


トランプが「ドンロー主義」に基づき、次の優先ターゲットにグリーンランドを位置づける可能性については、前回の記事でも指摘しました。こうした野心は第1期政権時にも示されており、第2期政権発足直前にもあらためて強調されていました(以下の記事参照)。 


・「トランプ政権のベネズエラ攻撃」(1/8)

 https://odyssey.co.jp/blog/jd/?p=11472

・「トランプのカナダ、グリーンランド、パナマ運河に関する発言」(25/1/13)

 https://odyssey.co.jp/blog/jd/?p=11125


トランプの真意はどこにあり、今後、どのような動きに出るのか。最終的にこの問題はどのような形で決着するのか。ポイントを解説します。

… … …(記事全文8,227文字)
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