ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2021011206000075239 2021年1月12日発行(通算第514号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 連邦議会にトランプ氏支持者ら侵入、結果認定が一時中断 4人死亡(1月7日付BBC) https://www.bbc.com/japanese/55567543 昨日、以下の記事で述べたとおり、上下両院合同会議でのバイデンの次期大統領選出は完了しましたが、連邦議会議事堂の襲撃という、米国建国以来最悪ともいえる事件が発生しました。その意義と今後の影響について解説します。 ・「米連邦議会議事堂の襲撃(バイデンの次期大統領選出)」(1/11) https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=9025 *********** 米連邦議会議事堂の襲撃 *********** ●議事堂の襲撃 議事堂への乱入は、言うまでもなく明白かつ重大な犯罪行為であり、「政治的抗議」として正当化する余地はありません。乱入者の多くは自分たちの姿を隠すこともなく積極的に写真や動画をSNSに投稿し、「Qアノン・シャーマン」(本名ジェイク・アンジェリ)のような著名なQアノン支持者や極右団体のメンバーが多いこともあり、次々に身元が特定され、逮捕されています。 https://twitter.com/JDWorldBriefing/status/1347409415318589442 なぜ自分たちの身元をさらすような馬鹿げたことをするのかといえば、確信犯で、自分たちのしていることは「正義」だから、犯罪とされることはない、あるいは捕まっても構わないと思っているのでしょう。トランプは、シャーロッツビルの衝突からマイノリティへの襲撃に至るまで、ことあるごとに「彼らを理解している」と擁護する姿勢を示してきました。今回は、冒頭述べたとおり、集会の演説で議会への行進を呼び掛け、暴力に訴えても構わないことを暗示しています。国の最高指導者がこのような発言をすれば、自己陶酔的にこのような行動に出ても不思議はありません。 一方、覆面・武装し、壁をよじ登り、トム・クルーズのように議事堂に降下し、群衆を統率するなど、特殊部隊や部隊司令官のような動きをする乱入者もいました。射殺された女性を含め、元軍人がいたことが分かっていますが、まさに彼らは「民兵(militia)」です。こうしたプロのような連中が群衆を統率する光景(以下のリンク)を見ると、反乱かクーデターといってもおかしくはありません。 https://twitter.com/JDWorldBriefing/status/1348429334998966273 上記「米連邦議会議事堂の襲撃(バイデンの次期大統領選出)」(1/11)で述べたとおり、パイプ爆弾も発見されています。バイデンは「テロリスト」と呼びましたが、誇張とはいえないでしょう。どのような犯罪で起訴されるかも注目されます(トランプが恩赦を与えるのではとの指摘もありますが、これについては後述します)。… … …(記事全文6,997文字)
