ウェブで読む(※推奨):https://foomii.com/00187/2020061605000067534 2020年6月16日発行(通算第450号) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世界情勢ブリーフィング https://guccipost.co.jp/blog/jd/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■ 米アトランタで警官に撃たれ死亡した黒人男性、背中に2発(6月15日付BBC) https://www.bbc.com/japanese/53038439 ジョージ・フロイド氏の殺害事件を発端とする人種差別への抗議デモが続いています。そのポイントと今後の展望については、前回の記事で述べたとおりです。 ・「全米各地での抗議デモと暴動」(6/9) https://guccipost.co.jp/blog/jd/?p=8545 上記記事で述べたとおり、政治的に大きなイシューになっているのは、警察改革です。すでに指摘したとおり、トランプ政権、共和党、民主党、それぞれがどのような対応を見せるかが注目されています。 先週、民主党指導部は、警察改革法案を発表しました。警察官が容疑者を拘束する際に首を絞める行為の禁止、警察官の小型カメラ着用の義務化、警察の違法行為のデータベース化、警察官の起訴・損害賠償請求の要件の緩和などが含まれています。 共和党指導部は、マコーネル上院内総務がティム・スコット上院議員が警察改革案を主導すると述べました。スコットは共和党唯一のアフリカ系上院議員です。今週にも法案が示される見通しです。 トランプ大統領も、警察改革への意欲を表明しています。インタビューでは、警察官の首絞め行為は理解できるが大半のケースでは禁止することが望ましいと発言。しかし、改革案の詳細は語らず、99.9%の警察官は素晴らしいと称賛し、警察組織の解体や予算削減は行わないと強調しています。 一方、事件が起きたミネアポリスやLA、NYなどでは、すでに警察改革の取り組みが始まっています。NY州では、先週、警察改革法が成立しました。警察官が容疑者を拘束する際に首を絞める行為の禁止、警察官の過去の処分記録の公開、警察官が容疑者を死亡させた場合に独立検察官が捜査を行うことなどが含まれています。 そして、6月14日、アトランタでウェンディーズの外に車を停めて眠っていたアフリカ系男性が警察官に射殺される事件が発生しました。アトランタの警察署長は辞任。ケイシャ・ランス・ボトムズ市長は、警察官の発砲について「正当化できる殺傷力のある武器の行使とは思わない」と発言。射殺した警察官は免職処分とされました。 これらの動きのポイントと今後の展望について解説します。 ***********… … …(記事全文8,023文字)
