「サックス教授の欧州議会スピーチ、なにが本当に起こったのか？」をYOORにアップ。 今回は非常に重要な証言を掲載する。コロンビア大学のジェフリー・サックス教授が2月21日にEUの欧州議会で行ったスピーチの全訳だ。長くなるので、質疑応答の部分は割愛した。

ジェフリー・サックスはコロンビア大学教授であり、アメリカの歴代政権の経済コンサルタントとして、多くの発展途上国に派遣され、経済再生プログラムの立案を主導してきた人物である。

計画立案の過程で、米政府の外交問題担当の高官たちと一緒に仕事をした長い経験を持つ。米政府の外交政策の立案をどのような人物が行っているのか、生々しい実体験を持っている。こうした経験から、政策立案者の実態に幻滅し、米外交政策のもっとも厳しい批判者になっている。

いまアメリカでは、シカゴ大学の国際政治学者、ジョン・ミヤシャイマーがいるが、ジェフリー・サックスは、ミヤシャイマーとともに米外交政策の実態と偽善性を暴く二大巨頭になっている。ジェフリー・サックスは崩壊寸前のソビエトに派遣され、経済の市場化と自由化の計画を作成した。しかし、ロシア経済の段階的で緩やかな市場経済化のプランが、当時の国務省によって徹底的にねじ曲げられ、ロシア経済を破綻させるための手段として使われた。この体験がひとつの契機となり、米外交政策の鋭い批判者に転向したのは、興味深い。

歴史的な価値を持つスピーチだ。本当に必読だと思う。https://share.yoor.jp/door/post/9af1922808b9f94a59c955c02327bbbd#YOOR ;


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