… … …(記事全文5,971文字)今週のコンテンツは以下の通りです。
①FOMC予想通り利下げ!日銀予想通りなにもセンム!
②「利上げ空振り日銀」VS「利下げ減速Fed」→日米イールド差拡大でドル高円安!近々、円高ドル安に転換!
③下落トレンド=ダウを追っかけ!Nasdaq・S&P500下落必至!リセッション→スタグフレーションでも利下げ余地十分!
④15-20%大幅調整でも金融相場転換で株価反発!
⑤世界的政治混迷!NATO対露戦争リスク→金・銀・資源価格下げ渋り!
⑥25/1-2決算発表!「どん底銘柄D・T・C・K・S」チャート解析オンパ!
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
今年も残すところ1週間。実質的には2-3日。あっという間でしたね。
FOMC(12/17-18)と日銀金融政策決定会合(12/18-19)への様子見スタンス。
米市場急落に日本市場も連れ安展開。
日本株が上昇するには、「1米市場好調」「2ドル高円安」というふたつの条件が合致しなければなりません。以前は2番目の条件で日本株は上昇しましたけど・・・。
FOMCでは予想通り0.25%の利下げ。25年金利見通し(ドット・チャート)が24/9時点では「4回(=1.00%)利下げ」でしたが、今回24/12会合で「2回(=0.50%)利下げ」と減少。これが「タカ派利下げ」と評されています。結果、12/18米市場ではダウ工業株30種平均など主要3指数はそろって急落。
日本市場はとばっちりを受け、12/19日経平均株価は39000円割れ。このタイミング(昼休み)に日銀が利上げ見送り発表(もちろん株価下落を見込んで買い材料を放り込んだわけです)。おかげで日経平均株価は下げ幅縮小となりました。
それにしても、このラリーは予測できたのでは? すなわち、下落で拾って上昇で売る。どうせボックス相場。来年の為替もボックス相場。株価もボックス相場。下げたら仕込み、上げたらさっさと売る(逆もまた真なり)。先週の日経平均株価は6日続落。円安推移や75日移動平均線が意識されて38700円台で取引終了。
一連の経済データは、米経済好調を裏づけるものでした。それがFOMCの利下げ回数減少を正当化していますが、そんなに好調なら利下げする必要はありません。たった1人利下げに反対した委員がいましたが、この判断が正解です。利下げ停止あるいは利上げ転換でもいいはずです。
「11月米PCE(個人消費支出)コア」は伸びがいまいち。すなわち、景気を維持しながらも冷え込みつつあるというメッセージです。
過去最高値あたりでFOMCを迎えられたのですし、米市場は、経済統計でインフレ懸念が控えたのか、Nasdaq総合指数、Nasdaq100指数を含めて上昇しました。
■米市場OUTLOOK
週末の米主要3指数は、ダウが大幅続伸し一時△800ドル超となりました。
取引開始前の発表「11月度PCEデフレータ」は総合・コアともに予想を下回る結果となり、ショートカバーをサポートする展開。ここ数カ月停滞していたインフレ抑制の動きが進展したこ
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)