… … …(記事全文5,858文字)『トランプトレード始動?市場は不気味な動き!米大統領選大混乱・ヨーロッパ政治ガラガラポン!やっばりエヌビディア株価頭打ち!西欧中国投資マネーが日米乱入でNasdaq・S&P500・TOPIXは連日最高値更新!7月末日銀利上げ・Fedスルーでも円安進展!金鉱株反発!「金利下げ!」トランプ発言で金鉱株反発!短期金利下げ・長期金利急騰→Magnificent Sevenいまだけお祭り!日米仲良く35000!?「8/1決算発表どん底待ち伏せN・M・H・N・M」チャート解析オンパレード!』です。
時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■相場の大局観
FOMC(7/30-31)と日銀金融政策決定会合。さらに7/1発表「6月日銀短観」もありましたが、やはり、メインイベントは6/28(日本時間)開催「バイデンvsトランプテレビ討論会」でした。
バイデンの痴呆症が加速悪化していることを世界中に知らしめることとなり、民主党選対は赤っ恥。「候補者をまともなヤツに交代させろ!」と全米から非難の的。しかし、「中島孝志の経済教室メルマガ」でお話した通り、シナリオ通り。その交代候補が、人気実力ともにボケ老人以下の副大統領が下馬評に上がってますけど、ま、これは「当て馬」でしょ。
オバマはすでに代打を決めています。絶妙のタイミングで仕掛けるのでは?
ところで、トランプラリー・トランプトレードが始動してしまいました。
為替はテレビ討論トランプ圧勝でドル高進行。「金利下げさせる!」という発言で急騰していた金利もいったん冷えましたけど、「20%大幅減税」もあり、冷静に考えれば、ただでさえ天文学的な財政赤字。さらなる上塗りで長期金利は上昇必至です。
いまのとこSOX反発、Nasdaq、S&P500は史上最高値更新・・・。つまり、ヨーロッパと中国のソブリンリスクのほうが怖い。日米市場に緊急避難ということでしょう。
市場はバイデンでは戦争継続・インフレ昂進、リセッション突入・・・米経済舵取りは不可能。やっぱりトランプの突破力に期待するしかないか、と判断したと思います。大統領になってからリベンジされたら怖いから検察も裁判所もコロッと豹変。
米国は上院下院選挙も含めてガラリと変わりそうですが、一足先にオセロゲームで敗北したのがオランダ、続いて英国、フランス・・・西側はこれまでの秩序がガラガラ音を立てて崩れつつあります。政権交代があちこちで繰りひろげられることになります。ドイツ、カナダも現政権は脳死状態。そしてわがキッシーも緑のたぬき次第。
これに「戦争リスク」が原油価格・金価格を揺さぶっています。金鉱株がここにきて反発。投資の情勢は複雑怪奇・・・。
■米市場OUTLOOK
7/5 発表「6月米雇用統計」は雇用者数の伸び鈍化。前月2カ月分を下方修正(そうなると思ってました!)。失業率上昇・・・リセッション突入寸前です。
市場はいいとこどりの能天気。「いよいよ9月利下げも濃厚だ」と米国債価格上昇(金利下落)。金利にセンシティブなITメガハイテク銘柄はウエルカム。結果、エヌビディア株価反発で世界市場も恩恵にあずかったと思います。
週末の米主要3指数は、ダウはプラス圏引け。寄り付き直後に▼140ドル前後となった後、いったんプラス圏浮上もまた下げ・・・なんとも冴えない展開。
一方、新興ハイテク好調でNasdaqとS&P500はいずれもプラス圏推移で史上最高値更新と絶好
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)