… … …(記事全文5,998文字)『雇用統計強し!ドル一強継続!それでも、いや、だからこそ4/24-5/10暴落直前!?日銀緩和継続→円キャリ加速→円安と株高!Fed利下げ3回不可能!米企業EPS低下→PER下落→米景気リセッション突入!金価格史上最高値更新が示唆するイスイラ戦争・ウクから発展→米露戦争リスク!原油じり高でインフレ再点火!5/10決算発表どん底待ち伏せ「S・K・I・A・S」チャート解析オンパレード!』です。
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時代は大きく転換しようとしています。いや、すでに転換してしまったのかもしれません。
■世界市場OUTLOOK
注目の「米労働省3月雇用統計」が発表されました。
◇失業率3.8%
予想通り。2月3.9%から低下。
◇非農業部門雇用者数 前月比△30.3万人
伸びは2月△27万人から鈍化予想に反して拡大。23/5以降最大。
※いつものことですが、2月分△27万人←△27.5万人から下方修正。いつもいつも下方修正。なぜか? 統計で景気を操作しているからです。今回は1月分△22.9万人→△25.6万人へ上方修正(過去2カ月間で△2.2万人上方修正)で「利下げ期待」を冷ましたいのかも・・。
◇平均時給 前年比△4.1%
マクドが3000円超ですからね。店畳むか値上げするか・・・。2月△4.3%から伸び鈍化=21/6以降最小。パートもバイトも辞めなくなりました。理由? 次の職場がないからです。
◇労働参加率 62.7%
2月62.5%から上昇。これも想定外。
影響は・・米国債相場反落。10年債利回り4.397%まで上昇。ドル強で為替は151円26銭→151円75銭。ユーロ・ドル1.0848ドル→1.0800ドル。ポンド・ドル1.2644ドル→1.2583ドル。
どうやら利下げ年3回はムリのようですね。「23/12FOMC決定事項(=24年利下げ3回」を維持できるか、いつものように身内から市場に観測球がいろいろ」と前回書きました。
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁なんぞ、「先月FOMCでは年内2回を見込んだけど、インフレ率が横ばいなら利下げの必要あるの?」と転換(4/4)。
リッチモンド連銀バーキン総裁は「利下げ前に時間をかけて対応しよう」とこちらも一転後退スタンス。
「やるぞやるぞスタンス」はFed議長パウエルさんだけ?
もしできたとしても、「インフレ鈍化」からではなく「リセッション必至」観測から、だと思います。リセッションのまま大統領選に突入させたくはないでしょう。これからドライブシーズン。アメリカ人は西部劇の時代から馬(自動車)にのるのがDNAに流れ込んでますから、ガソリン代が跳ね上がったら大ブーイング。となれば、バイデン政権は補助金か、またまた戦略原油備蓄を放出するか→長期金利は上昇するばかりなり。
「現時点ではリセッションの可能性が高まっているとは考えていない」と楽観的なパウエルさんですが、ジリ貧を恐れてドカ貧になるのでは?
■米市場OUTLOOK
取引開始前に「3月米雇用統計」が発表になり、強い労働市場が示されたことで市場の利下げ期待は後退。
手にとるようにすぐわかる! どん底マスター中島孝志の「V字反発する“どん底銘柄 特急便”」
中島孝志(作家・コンサルタント etc)