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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

安値ボックス相場に移行する金相場、米金利・ドルとの逆相関の先は?

<米金融政策に敏感な地合も、ボックス傾向に>

7月のCOMEX金先物相場は、1オンス=4,000~4,200ドル水準をコアに低迷状態が続いている。6月30日の3,955.40ドルで下げ一服となったが、本格的な安値修正を進める動きは鈍く、持高調整が中心の展開が続いている。今週は、中東情勢の緊迫化が原油相場の反発を促したことが上値を圧迫したが、4,000ドル割れを試すような大きな値動きには発展しなかった。

 

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月16~17日開催分)も無難に消化し、次は7月14日の6月米消費者物価指数、15日の6月米生産者物価指数が、インフレリスクの評価にどのような修正を迫るのかが注目される。6月消費者物価指数の市場予想は、前年比で総合が3.8%上昇(前月は4.2%上昇)、コアが2.8%上昇(同2.9%上昇)と低下する見通しだが、依然として2%前後の物価安定目標との乖離は大きい。ディスインフレ期待の織り込みを進めるきっかけになるのか、まだインフレ指標の見極めが必要との慎重な評価になるのかが、注目されるイベントになる。

 

【金相場(青線)とドル指数(白線)】


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