… … …(記事全文3,083文字)<6月雇用統計は、労働市場の減速懸念も残ることを示唆>
貴金属相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測の消化が求められている。6月16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でインフレ抑制に取り組む姿勢が強調されたことで、次の政策調整は利上げになる可能性が警戒されている。
足元の強力なインフレ圧力は、中東紛争の影響が大きく、原油や天然ガスなどのエネルギー価格が急低下したことは、インフレリスクの軽減に寄与しよう。実際にウォーシュFRB議長も7月1日に欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムにおいて、「(議長就任後の4週間で)将来のインフレに対する期待は低下した」と発言している。一方、現在の政策金利環境で2%の物価目標を許容できる時間軸で達成できるのかは不透明感もあり、FRBが2%超のインフレを容認すると予想すると「失望することになるだろう」と、政策調整の可能性を排除しない姿勢を鮮明にしている。
