… … …(記事全文3,087文字)<トウモロコシは年初来安値を更新>
CBOTトウモロコシ先物相場は、6月3日の取引で年初来安値を更新した。4月15日の1Bu=495セントをピークに、6月入りしてからは430セント台後半まで値位置を切り下げている。米穀倉地帯では作付け期が最終段階に差し掛かっているが、目立った天候障害の発生もなく、「作付け期の天候相場は不発に終わった」との評価が確立している。
【CBOTトウモロコシ先物相場(日足)】
5月中旬は、一部生産地で豪雨が報告されたことで、作付け作業の停滞リスクを織り込む動きも見られた。その際には460セント台まで切り返していたが、結果的には大きな作付け障害は発生していなかったことが確認されている。