□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年8月8日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ロシアとウクライナのチキンレース、穀物供給を互いに攻撃し合う局面に =================================== <8月は天候相場目線で売り圧力> CBOTとうもろこし先物相場は、7月13日の1Bu=481.00セントをボトムに24日の572.25セントまで急反発したが、8月7日安値は489.25セントとなっており、いわゆる「往って来い」の相場になっている。大豆先物相場は、6月28日の1,256.75セントをボトムに7月24日の1,435.00セントまで急伸していたが、8月7日には1,300セントまで急反落している。とうもろこし相場と比較すると値下がり圧力が限定されているが、それでも上値の重さが目立つ展開が約2週間にわたって続いている。 7月は米穀倉地帯のホット・アンド・ドライ傾向、そしてウクライナ産の供給不安を背景に急伸地合を形成していた。天候相場の目線では作柄悪化が警戒され、その一方でウクライナ産穀物輸出協定「黒海イニシアティブ」の破たんでウクライナ、更にはロシア産穀物供給が不安定化したことが、穀物相場全体を押し上げていた。しかし、7月最終週からは米穀倉地帯の気象見通しが改善し、主に天候相場の目線で急落対応を迫られているのが現状である。… … …(記事全文3,346文字)
