□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年8月1日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 8月のWTI原油価格は需給ひっ迫織り込みを継続か、7月は1年半ぶりの大幅高 =================================== <逆サヤ拡大を伴う上昇相場> 7月のNYMEX原油先物相場は、1バレル当たりで前月比11.16ドル高になった。これはウクライナ危機のリスクを織り込み始めた昨年1月の12.94ドル高に次ぐ上昇幅になる。また、6月に続いて2カ月連続の上昇になったが、2カ月連続高は2021年12月から昨年5月まで6ヵ月連続で上昇して以来のことである。原油相場の地合改善が進んでいることが確認できる状況になっている。 NYMEX原油先物相場のサヤは、7月初めの段階では概ねフラット状態に留まっていたが、その後は当限に対してプレミアムを加算する逆サヤ(期近高・期先安)傾向が強くなっている。7月31日終値だと、9月限の81.80ドルに対して、10月限が81.32ドル、11月限が80.84ドル、12月限が80.35ドルとなっている。当限と2番限のサヤは今年最大の逆サヤになっており、需給ひっ迫見通しの織り込みが今年最高レベルに到達していることが窺える。… … …(記事全文2,841文字)
