□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月27日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 米利上げサイクル終了の可能性、金相場の2,000ドルは通過点になる =================================== <利上げ終了の可能性、年内はこのまま高金利据え置きへ> 7月25~26日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催された。フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は0.25%引き上げられて5.25~5.50%とされた。22年ぶりの高水準であるが、事前にマーケットはほぼ100%の確率で織り込んでいたため、この決定そのものは何らサプライズ感のない当然の結果だったと言える。 マーケットの関心はその先の9月FOMCに向かっているが、この点についてパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、否定も肯定もしない曖昧な発言に終始し、実際に「何も決めていない」と明言している。明確な発言は年内利下げを想定していないことのみであり、9月に追加利上げに踏み切るか否かはデータ次第として、敢えて政策判断の範囲を狭めるような発言は避けた。声明文にも、今後の政策軌道を示唆するような目立った修正はみられず、マーケットに何も言質を与えないことが重視されたことが窺える。… … …(記事全文2,948文字)
