□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月26日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 中国景気対策への期待はハイリスク、低迷が続く可能性が高い銅と天然ゴムの論理 =================================== <銅相場の本格上昇は時期尚早、中国政府の景気対策に期待できず> LME銅相場(3か月物)は1トン=8,000ドル台中盤でほぼ横這いの展開が続いている。月初の8,355ドルに対して7月25日は8,628ドルと小幅上昇しているが、7月のレンジは8,270~8,666ドルであり、上下双方に明確な方向性を打ち出しているとは言い難い。 それでも5月25日の7,960ドルをボトムにレンジは切り上がっているが、最大の要因は中国政府の景気刺激策に対する期待感であり、中国経済の減速傾向は、製造業のみならずサービス業でも顕著であり、まだ底入れしたと評価するのは難しい状況が続いている。国際通貨基金(IMF)7月25日に公表した「世界経済見通し(WEO)」でも、中国の経済成長率見通しは2022年の3.0%増に対して23年が5.2%増、24年が4.5%増と、4月時点の見通しから修正が行われていない。… … …(記事全文3,405文字)
