□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月24日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 着実に需給ひっ迫化を織り込む原油相場、ロシア産の出荷減少開始と戦時リスク =================================== <中国リスク主導の展開から離脱> NYMEX原油先物相場は7月13日に1バレル=77.33ドルまで値上がりし、4月26日以来の高値を更新した。6月は70ドルの節目を挟んで売買が交錯していたが、7月に入ってから若干ながらレンジ切り上げを打診する展開になっている。4月12日に付けた今年最高値83.53ドルは依然として大きく下回っているが、70ドル割れから値崩れを起こすリスクは解消されつつある。 最大の要因は、マーケットの関心が「需要不安」から「供給不安」へとシフトしつつあることだ。中国経済に対する信頼感は依然として乏しく、非鉄金属に代表される産業用素材市況は、依然として安値低迷状態にある。こうした需要サイドの要因だけみれば、原油相場も70ドル水準での保ち合いを続けるのが妥当と言えよう。しかし、7月に入ってからは産油国が改めて供給調整を本格化しているため、主に供給サイドの要因で国際原油需給が引き締まるとの見方が優勢になっている。… … …(記事全文2,923文字)
