□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月11日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 中国経済停滞でも銅相場が崩れない意味、建設需要低迷とスーパーサイクル需要 =================================== <LME銅相場は、在庫減少で下げ渋る> LME銅相場(3か月物)は、1月18日の1トン=9,430ドルをピークに、5月25日に7,960ドルまで下落したが、7月入りしてからは8,300ドル水準で若干の下げ渋りを見せる展開になっている。根強い需要不安が上値を圧迫しているが、LME在庫の取り崩しによって下値をサポートされる展開になっている。仮にLME在庫の減少がなければ更に大きく値を崩していた可能性があるが、市場に流通する在庫の減少によって、辛うじて値崩れを回避した状態にある。 LME銅在庫は5~6月にかけて急増し、6月7日には10万トンの大台に乗せていた。しかし、7月10日時点では5万9,425トンまで減少し、4月24日以来の低在庫環境になっている。なぜ銅在庫が減少したのかについては正確な理由は不透明だが、価格水準が切り下がったことでLME在庫からの引き出しが増える一方、持ち込みが減少した模様だ。その意味では、価格低迷状態に対して現物市場がブレーキを掛けた状態と言えよう。… … …(記事全文3,227文字)
