□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月3日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 作付面積の想定が急変、信頼性の乏しい数値もコーン安・大豆高に傾斜 =================================== <「作付面積」の異常値でパニック状態に> 6月30日に米農務省が発表した「作付面積(Acreage)」が想定外の数値になり、トウモロコシ相場の急落、大豆相場の急伸を促した。同日のCBOT穀物先物相場(1Bu当たり)は、トウモロコシ12月限が前日比33.75セント安の494.75セント、大豆11月限が同77.50セント高の1,343.25セントとなっている。トウモロコシ相場は今年最安値を更新する一方、大豆先物相場は3月8日以来の高値を更新している。 今回発表された「作付面積」は確定値になるが、通常は3月末に発表された「作付意向面積(Prospective Plantings)」から微調整に留まる傾向が強い。作付け期に計画の修正を迫るような天候不順が発生するか、4~5月期に作付け採算環境が劇的に変化しない限り、作付意向面積と整合性が取れないような作付面積が実現する可能性は低いためだ。実際に、過去に大きな変化が生じるパターンとしては、トウモロコシの作付けに失敗し、作付け期が遅い大豆の作付面積が増えるパターンが一般的だった。しかし、今季は寧ろ理想的な作付環境が実現しており、なぜ「作付面積」にサプライズが生じたのか、マーケットも評価が定まらない状態になっている。… … …(記事全文2,840文字)
