□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年6月30日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 刻々と変化するパウエルFRB議長の発言、貴金属は売り材料出尽くしの判断を先送り =================================== <再び見えなくなってきた米金融政策の軌道> 貴金属相場の値下がりが続いている。NYMEXプラチナ先物相場は6月29日の取引で一時1オンス=900ドルの節目を割り込み、昨年10月21日以来の安値を更新している。最大の要因は価格連動性の強い金相場の軟調地合が続いていることだ。6月に入ってから改めて米金融政策見通しをタカ派方向に修正する動きが活発化しており、それへの対応で貴金属相場は改めて調整売りを迫られている。 6月13~14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では米金融当局者が年内に2回、合計で0.50%の利上げを想定していることが示され、それを現時点でどこまで織り込むべきかが貴金属市場の焦点になっていた。マーケットは単純に2回分の利上げを織り込むことには抵抗を見せつつも、米金融政策の軸足がタカ派方向に修正されるプロセス上にあることへの対応を迫られた。… … …(記事全文3,332文字)
