□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年7月4日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 産油国の取り組みを無視し続ける原油相場、市場の歪みをどこかで解消する必要 =================================== <サウジとロシアが追加供給削減策を発表> 低迷が続く原油相場に対して、産油国の対応が改めて活発化している。今年の原油相場は値崩れこそ回避されているが、高値では投機筋の売り圧力が上値を圧迫する展開が続いており、産油国が改めて原油安是正に向けて本腰を入れ始めている。 7月3日には、サウジアラビアの国営サウジ通信(SPA)が、エネルギー省関係者の話として、8月も日量100万バレルの自主減産を続ける方針を明らかにした。サウジアラビアは6月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラス会合後、7月に日量100万バレルの減産を自主的に行う方針を示していたが、8月もそのまま減産を続けることになる。また、その先も更に延長する可能性があるとしている。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相の発言ではないが、国営メディアの報道とあって、事実上はサウジの国家戦略として確定した動きとみて良いだろう。… … …(記事全文2,991文字)
