□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年6月28日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ドバイとブレントの価格が3年ぶりに逆転、今後の原油市場への影響は? =================================== <ブレント原油とドバイ原油の価格逆転> 原油は他のコモディティとは異なり、生産地によって成分が異なるため、必然的に価格も異なる傾向にある。一般的には「API度」に代表される密度が重視される。密度が低く、粘度が低い原油を「軽質油(light crude oil)」、逆に密度が高く、粘度が高い経由を「重質油(heavy crude oil)」と呼ぶ。原油は精製して石油製品を製造するが、その中でも需要が大きいのはガソリンや軽油になるため、これらの生産により適した「軽質油」が「重質油」より高値になるのが一般的である。 正確には、これに加えて硫黄分の含有量も基準になり、「高硫黄油(sour crude oil)」と「低硫黄油(sweet crude oil)」の区分がある。硫黄分が多いと精製のコストが高くなるため、一般的には「低硫黄油」が「高硫黄油」より高くなる傾向にある。… … …(記事全文3,046文字)
