□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2023年6月21日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 豊作見通しで急落のトウモロコシ相場、干ばつの長期化予報で踏み上げに =================================== <天候リスクで踏み上げ相場に> CBOTトウモロコシ先物相場は、新穀12月限で5月18日の1Bu=490.75セントをボトムに、600セント台まで急伸する展開になった。一代足だと昨年11月18日以来の安値を更新している。今年は年初から、作付面積の拡大による需給緩和見通しの織り込みが優勢の展開が続いていた。米農務省(USDA)の6月需給報告だと、2023/24年度の期末在庫見通しは22.57億Buであり、22/23年度の14.52億Buから前年度比で6割もの在庫急増が見込まれている。しかし、作付け期終盤となる5月以降に産地天候が不安定化しているため、これまで売り込んできていたファンドが一斉にショートカバー(買い戻し)を迫られているのが現状である。 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告によると、大口投機筋の売りポジションは5月23日時点で34万5,147枚となっていたが、それが直近の6月13日時点では23万4,722枚まで32.0%減少している。年初の段階では10万枚を割り込んでいたため、仮にそこまで更に売りポジションの整理を進めていくと、値幅としては100セント程度の上昇余地を見込んでおく必要がある。… … …(記事全文2,874文字)
