□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年2月10日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ブレント原油60ドル突破、夏場に訪れる在庫環境正常化を先取りする動き =================================== <ブレント原油は60ドル到達> NYMEX原油先物相場は1月5日に1バレル=50ドルの節目を上抜いたが、2月9日高値は58.62ドルに達しており、昨年1月21日以来の高値を更新している。この昨年1月21日は中国で新型コロナイルスの感染被害が深刻化し始め、日本でも春節に中国人観光客の入国規制を行うべきか否かが議論されていたタイミングであり、足元では依然として厳しい感染被害が報告されているものの、原油相場の「正常化」が進んでいることが強く認識される状況になっている。ブレント原油に至っては2月8日に60ドルの節目も突破しており、原油相場がコロナ禍前の相場水準を回復するプロセスが最終局面に差し掛かっていることが窺える状況になっている。 こうした原油高の底流にあるのは、国際原油需給のリバランスに対する信頼感が一段と強くなっていることだ。すなわち、現在の需要見通しと供給見通しに沿った需給展開がみられれば、大幅な供給不足状態への回帰は回避され、過剰在庫の取り崩しが進むとの見方が、原油相場を押し上げているのだ。… … …(記事全文3,695文字)
