□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月14日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 金先物買いと金ETF売りの対立続く、ワクチン消化で下値は固まるも =================================== <先物買いとETF売り> COMEX金先物相場は11月30日の1オンス=1,767.20ドルで当面のボトムを確認したが、1,800ドル台で方向性に乏しい展開が続いている。1,800ドルの節目割れは5営業日に留まり、長期トレンドラインとなる200日移動平均線(1,814ドル)割れは3月の急落時と同様に瞬間的なものに留まっている。長期トレンドと同レベルでは、買いを入れたいとのニーズが強いことが再確認できている。その意味では、金相場の中長期的な見通しに対しては、強気評価がなお優勢であることが確認できる。一方で、一気に1,900ドル、2,000ドルと安値修正を進めていくような勢いまではなく、現状では下げ過ぎ感を是正する値動きとの評価に留まっている。 米商品先物取引委員会(CFTC)によると、大口投機筋のネットロング(買い越し枚数)は9月22日の21万9,060枚がボトムであり、その後は24万枚前後で横ばい気味の状態が続いていた。しかし、直近2週間はネットロングの拡大が観測されており、12月8日時点では26万9,220枚のネットロングになっている。これは、先物市場における投機買いの勢いが、3月24日以来の高水準に達していることを意味する。短期投機筋は、11月の急落局面でショートカバー(買い戻し)を進め、その後の反発局面で買いポジションを構築しており、典型的な強気相場における売買を行っている。… … …(記事全文3,731文字)
