□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年12月4日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 安値修正プロセスが続く天然ゴム、ラニーニャ現象の余波と需要拡大期待 =================================== <10月高値に接近するも、12月4日に急反落> JPX天然ゴムRSS先物相場は、11月5日の1kg=206.80円をボトムに、12月3日高値は266.70円に達した。約1カ月で最大59.90円(29.0%)の上昇相場を実現した格好になる。10月29日の292.90円で当面のピークを確認した後の調整地合は概ね1週間で終了し、急落前の高値まで残り26.20円に迫っている。現在よりも高値での取引は、今年に限定すると10月27~30日までの4営業日しか経験していない。このまま新たな高値更新サイクル入りするのか、それとも10月下旬と同様に過熱状態との評価からダブルトップ形成に向かうのかが問われる局面になっている。 上海ゴム先物相場は、11月10日の1トン=1万3,780元をボトムに12月2日高値は1万5,870元に達し、11月2日以来となる約1カ月ぶりの高値を更新した。しかし、12月4日の取引では突然に1万5,000元の節目を割り込むなど、値動きの不安定さが目立つ。基調としては乱高下を繰り返しながらもコアレンジを切り上げているが、突然に意味なく急落する場面も繰り返し観測されている。基調判断は上向きながらも、改めて高値を更新するだけのエネルギーがあるのか、懐疑的な見方も根強いことが窺える。… … …(記事全文3,761文字)
