□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年11月16日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== IEAはワクチンによる原油需要の劇的変化に慎重、脆弱なファンダメンタルズが続く =================================== <石油市場にとって重要なワクチン> 原油市場において、新型コロナウイルスのワクチン開発は市場環境の正常化に必要不可欠なツールと評価されている。原油需要環境が正常化するには日常生活の正常化が要求されており、通常の景気動向とは異なる評価が求められているためだ。 新型コロナウイルスのパンデミックが世界各地で報告されているとは言え、製造業分野に関しては改善傾向が目立つ状況にある。もはや経済活動を完全に停止させるような感染症対策が求められない中、グローバルな経済活動の正常化プロセスが、製造業セクターの改善を促している。例えば、11月16日に発表された中国の10月鉱工業生産は前年同月比6.9%増であり、安定的な成長路線に回帰している。10月米ISM製造業指数も前月の55.4から59.3まで上昇し、2年1カ月ぶりの高い水準になっている。… … …(記事全文4,062文字)
