□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年11月11日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== USDA11月需給報告で追認された穀物相場高、過去3カ月で一変した在庫見通し =================================== <コーンのイールド下方修正、輸出需要上方修正> 米農務省(USDA)は11月10日に最新の需給報告(WASDE)を公表したが、CBOTトウモロコシ先物相場は15カ月ぶり、大豆先物相場は4年ぶりの高値をそれぞれ更新する展開になった。トウモロコシ先物相場は欧米のパンデミックを受けて10月29日には1Bu=393.00セントまで値下りしていたが、11月10日高値は427.25セントに達している。10月27日に付けた直近高値422.25セントを完全に上抜く展開になっている。大豆先物相場は11月5日に1,100セントの節目と突破したばかりだが、早くも1,150セントの節目も上抜いている。穀物相場全体の上昇トレンドが続いていることが、今回のUSDA需給報告で再確認された結果になる。 2020/21年度の米国産トウモロコシの期末在庫見通しは、前月の21.67憶Buから17.02億Buまで、一気に4.65億Bu引き下げられている。今年6月時点では33.23億Buが予想されていたことと比較すると、在庫見通しが急変していることが確認できる。17.02億Buの在庫は、2013/14年度以来の低水準である。今季は作付け段階から好天で豊作による在庫急増が警戒されていたが、結果的には18/19年度の22.21億Buをピークに19/20年度の19.95億Bu、19/20年度の17.02億Buと2年連続の在庫取り崩しが実現する可能性が高くなっている。… … …(記事全文4,120文字)
