□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年11月6日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 天然ゴム相場の急反落を考える、高値から1週間で3割安の衝撃 =================================== <山高ければ、谷深し> JPX天然ゴム先物相場RSSは、10月29日の1㎏=292.90円をピークに、11月5日安値は206.80円に達し、僅か5営業日で最大86.00円(29.4%)の急落地合になった。ちょうど1週間で価格の3割を失う展開だが、基本的には急騰相場の反動安との評価が妥当だろう。10月のゴム相場は前月比で66.20円高、最大で108.90円高となっており、急騰相場に対する反動安との理解が基本になる。11月6日時点では前月比27.90円安であり、42%戻しとの評価になる。 とは言っても、10月のゴム相場の急騰が需給を無視した投機的な高騰相場だったという訳ではない。実際に10月26日の10月限納会では274.80円で360枚の受け渡し実績が確認されている。受け渡し価格は4カ月連続で上昇し、2017年5月限以来の高値を更新している。受け渡し高も今年5月限以来となる5カ月ぶりの高水準であり、270円台でも納会で受けたいと考えた向きは決して少なくなかった。価格のみが飛び跳ねている訳ではなく、10月はそれだけ需給ひっ迫状態に危機感を抱いた向きが多かったという訳だ。… … …(記事全文3,890文字)
