□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年11月2日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== パンデミックとリビア増産で需給リバランスに懐疑的な見方が強まる =================================== <原油相場が5カ月ぶり安値更新> 原油が改めて急落している。9月以降は欧米のコロナ禍に対する警戒感からコアレンジを切り下げながらも、1バレル=40ドルの節目水準から大きく下振れする展開は回避されていた。実際に、9月8日には36.13ドルまで値下がりしながらも、10月20日には41.90ドルまで切り返しており、上値は重いながらも値崩れは回避される展開が続いていた。10月30日時点では、100日移動平均線が40.32ドル、200日移動平均線が37.58ドルとなっており、40ドル水準に中長期のトレンドラインが集中していたこともあり、原油相場は動意を欠いていた。しかし、10月30日終値は35.79ドルに達し、11月2日のアジアタイムには35ドルの節目も下抜き、5月29日以来となる約5カ月ぶりの安値を更新している。 10月の原油相場は前月比で4.43ドル安であり、9月の2.39ドル安に続いて2カ月連続で下落している。今年は1~4月にかけて4カ月連続で下落した後、4~8月にかけて4カ月連続で切り返していたが、再び上値の重さが目立つ展開になっている。10月末時点では昨年末からの累計で25.27ドル安となっており、コロナ禍のショックが色濃く残る相場展開になっている。… … …(記事全文3,710文字)
