□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年10月22日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== EIA週間需給統計から読み解く米原油・石油製品需給の現状 =================================== <余剰在庫の圧縮プロセスは道半ば> 米原油市場におけるコロナ禍のショックは、価格の面だと4月がピークとなった。NYMEX原油先物市場では史上初のマイナス価格が実現するなど、世界同時金融危機や米同時テロの際にもみられなかったような混乱が観測されている。一方、それから約半年が経過した現在の原油需給はどのような状態になっているのだろうか。価格の面では1バレル=40ドル前後の価格水準に居心地の良さが感じられる状況にあるが、米エネルギー情報局(EIA)の週間需給統計から、米原油需給の現状をみてみたい。 まずは在庫だが、今年の米原油在庫は4億3,106万バレルでスタートしたが、3月下旬から4月上旬にかけては週に1,000万バレル超の在庫積み増しが4週連続で続いた。在庫積み増しそのものは1月24日の週から5月1日の週まで15週連続で続いたが、その後も増減を繰り返しながら積み増しが続き、今年のピークとなったのは6月19日時点の5億4,072万バレルだった。… … …(記事全文3,710文字)
