□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年10月16日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== コロナ禍、異常気象、タイ政情不安で高騰続く天然ゴム =================================== <ゴム相場に産地発の上昇圧力> 天然ゴム相場の高騰が続いている。JPX天然ゴム先物RSS相場は月初の1㎏=183.10円に対して、足元では200円台確立を打診する展開になっている。8月31日に付けた直近高値205.50円を上抜くには至っていないが、地合の強さが再確認できる状況になっている。よりトレンドが明確化しているのは当限であり、こちらは2019年7月以来となる約1年3か月振りの高値を更新している。10月入りしてからは220円台をコアに明確な方向性を打ち出せていない展開が続いていたが、足元では230円台まで値上りしている。この結果、当先の逆サヤ(期近高・期先安)は改めて30円を超えており、期近限月主導の上昇地合に回帰している。 産地相場が改めて騰勢を強めている。タイ中央ゴム市場では7月末にかけてRSS現物相場が1㎏=60バーツ台に乗せたが、価格高騰が集荷量の増加を促し、8~9月にかけては50バーツ台後半をコアに方向性を欠く展開が続いていた。改めて60バーツ台に乗せなくても十分な集荷量が得られる一方、再び50バーツ台前半まで下落すると集荷量が落ち込むとの見方が強く、50バーツ台後半に居心地の良さを感じる向きが多かった。これは10月入りしても変わらなかったが、ここにきて集荷量が改めて伸び悩み始めていることを受けて、産地相場の値上がり圧力が強くなっている。… … …(記事全文4,303文字)
