□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年10月7日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 二つの供給リスクを抱えた原油相場、今年はハリケーンの当たり年 =================================== <二つの供給リスク> 台風14第14号が日本列島を直撃し始めているが、これは世界的なトレンドである。ラニーニャ現象が発生していることもあり、世界的に気象環境が不安定化しており、海水温度の異常値が東南アジアは東アジアで台風や豪雨の被害をもたらし易い状況になっている。中国では大規模な洪水被害が発生し、国内でも7月に九州地方の豪雨が大きな被害をもたらした。 北米大陸に目を向けると、今年はハリケーンの「当たり年」となっている。メキシコ湾の海水温度が高いことで、上昇気流が発生し易く、例年よりも大型ハリケーンが発生し易くなっている。コモディティ市場の視点では、メキシコ湾のエネルギー生産、そして米南部の綿花や小麦生産への影響が警戒されることになる。特に直接的な影響を受けるのが原油や天然ガス生産になるが、足元では新たなハリケーンが供給不安を高めている。10月6日のNYMEX原油先物相場は、1バレル当たりで前日比1.45ドル高の40.67ドルと急伸したが、これはハリケーン「Delta」のリスクを織り込んだ動きと評価されている。… … …(記事全文3,619文字)
