□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年10月6日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== トランプ米大統領退院後の金相場環境、ドル安と米金利上昇の共存を読む =================================== <リスクオンで売られたのは、金よりもドル> 新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領は、現地時間5日夕方に早くも退院した。2日から国立軍事医療センターに入院していたが、専用ヘリコプターでホワイトハウスに戻り、今後は執務と治療を同時並行で行うとしている。Twitterでは、自身の退院を予告するに際して、「気分は最高だ!Covidを恐れるな。Covidに生活を支配されるな。トランプ政権下で、幾つかの素晴らしい薬と知見を開発してきた。20年前よりも気分が良いぞ!」と、過剰とも言えるアピールを行っている。 まだ大統領の症状は予断を許さない状況が続くが、10月2日時点では一気に症状が悪化する最悪の事態も想定されていただけに、マーケットでは安堵感が目立つ状況にある。5日のダウ工業平均株価は前日比465.83ドル高の2万8,148.64ドルとなり、大統領が新型コロナウイルスに感染する前の値位置を上回り、9月16日以来の高値を更新している。ダウ平均株価を構成する30銘柄全てが上昇したことからも、投資家のリスク選好性が著しく強くなったことが窺える。同日の取引では原油相場も急伸しており、リスク資産は全面高とも言って良い展開になった。… … …(記事全文4,104文字)
