□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年10月1日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 9月の金相場を押し下げた要因から考える、調整安とピークアウトの議論 =================================== <9月安のアノマリー> 9月のCOMEX金先物相場は1オンス当たりで前月比83.10ドル安となった。8月の7.30ドル安に続いて、2カ月連続のマイナスとなっている。9月の下げ相場は、これで4カ月連続になる。過去10年の月別パフォーマンスだと、9月は3勝7敗、平均で32.45ドル安となっており、1年間で最もパフォーマンスが悪い月になるが、今年も9月の金相場のパフォーマンスは低調だった。なお、10~12月はいずれも過去10年が5勝5敗となっており、平均だと10月が9.01ドル高、11月が23.11ドル安、12月が11.46ドル安となっている。 COMEX金先物相場は、8月7日の2,089.20ドルでピークアウトした後、9月中旬にかけては1,900ドル台で三角保ち合い相場を形成していた。ここから改めて2,000ドル方向に向かうのか、1,900ドル割れの方向に向かうのかが注目されていたが、結果的には9月24日の1,851.00ドルまで下値を切り下げ、7月22日以来の安値を更新する展開になっている。現段階では、7月下旬~8月上旬にかけての急伸地合に対するスピード調整との評価だが、マーケットでは金相場が「調整安に留まる」なのか「ダウントレンドへの転換」なのかを巡る議論が活発化している。以下、9月の金相場急落の要因を分解して、検証してみたい。… … …(記事全文3,566文字)
