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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

2008年世界金融危機直後の最安値を意識し始めたプラチナ相場

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年07月03日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  2008年世界金融危機直後の最安値を意識し始めたプラチナ相場 =================================== <10年来の安値更新> NYMEXプラチナ先物相場は新四半期の始まりとなる7月2日の取引において、1オンス当たりで前日比44.30ドル(5.2%)安の813.40ドルと急落した。安値は811.10ドルであり、2016年2月の811.40ドルを下抜き、08年12月以来となる実に約9年7カ月ぶりの安値を更新している。この先の安値は08年11月の752.10ドルであり、世界同時金融危機直後の安値まで残り50ドル程度まで迫る展開になっている。 振り返ってみれば、11年9月には1,918.50ドルを記録していた相場だが、世界最大のディーゼル車市場である欧州の債務危機を背景に12~13年にかけては1,500ドル台を割り込む展開になり、14年には南アフリカの大規模な労働争議でも1,523.80ドルまでの上昇に留まり、その後は欧州ディーゼル車不正問題、更には米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げサイクル開始に上値を圧迫され、16年2月には811.40ドルまで下落してた。それでも、16~17年は好調な世界経済に支援されて改めて1,000ドル台乗せを打診する値動きになっていたが、18年は1月25日の1,033.30ドルがピークとなり、5~6月には900ドル水準で下げ一幅となる場面もみられたが、ついに800ドル割れも目前に迫る状況になっている。
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