□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年04月11日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2014年の米軍シリア攻撃経験から考える今後の原油相場シナリオ =================================== <株価連動の下げに終止符、原油需給主導に回帰は?> 中国の習近平・国家主席は4月10日、ボアオのアジアフォーラムで講演を行い、自動車などの輸入関税引き下げを年内に行い、更には自動車合弁などの分野で外資出資比率規制を緩和する方針を明らかにした。 米中貿易戦争のリスクが浮上する中、トランプ米大統領は矢継ぎ早に中国に対して厳しい発言を繰り返しているが、これまで中国サイドは外務省報道官レベルでは対決姿勢を示しながらも習国家主席がこの問題について踏み込んだ言及を行うことはなかった。このため、アジアフォーラムの講演の場で習主席が「大人の対応」を示すのか、それともトランプ米大統領との「対決姿勢」を打ち出すのかが注目されていたが、結果的には中国経済の開放路線を示すと同時に知的財産権の侵害に対して法的抑止力を強化する方針を打ち出しており、マーケットでは米国との本格的な貿易戦争化は望んでおらず、好意的なメッセージを発したとのポジティブな評価が優勢になっている。… … …(記事全文4,260文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)